なんかもうダレすぎ?

 卒論とかしんどいですよ。んで、途中でダレて、ずっと噂は聞いてもやってなかった「ひぐらし」の体験版をやってみました。やってみた感じ、いいところも悪い所もいろいろって所。あ、古い作品だからネタばれしますから。
 一番感心したのは演出。音の使い方も上手いし、なによりシーンの切り方が素晴らしいです。サウンドノベルという媒体の特徴を上手く引き出せているな、と感じました。
 逆にちょっとがっかりしたのは、プロットの部分。ホラー作品で一番怖いのが作品の中盤のレナが変貌する所ってのはどうかと。結局、恐怖を煽ろうとして逆に小出しにしすぎたかな〜 というのが正直な所です。主人公が追い詰められて〜 ってのがやりたいのは分かるんだけど、追い詰められるにはさすがにプロローグ1作では出せる情報が不足だったかな? あと、絶体絶命のピンチをなんとなく乗り越えちゃうと、どうせ死んだ命だ、になっちゃうので×。死にたくないをとにかく引っ張らないと。あとは安心させるシーンが弱い。一旦、もう大丈夫だ、って安心させるのはホラーの常道。緊張の連続ってだけなら、トルネコの大冒険の方がよっぽど緊張感あるし。
 あと、完全に個人的な感想だけど、主人公の対応がぬるい。これがTRPGならなぁ〜 とか考えてしまうのは、TRPGプレイヤーの悪い癖かもしれませんが、やっぱりヌルくて、どうしてもコイツは死んで当然、と思ってしまう。って言うか、斧とか全然怖くありません。見えないパンチの方が圧倒的に脅威。勝てる要素ないし。息がかかるほど近づいたら、そこは斧の間合いじゃないですぜ? って、こんなこと考えるバカはそう多くはないのでしょうかね? でも、あのパンチ見せられてたら、バットは何の役にも立たないでしょう。主人公が取れる最善手は、ターゲットから外れること。つまりはどんなに可能性が低くても、彼女らの側の人間になってしまうorなる振りをすること。どうせ、警察を敵に回した所で問題はないし、彼女らを敵に回せば死に至る可能性は極めて高いのだから、とりあえず最低でも決定的な証拠を掴むまでは、潜伏が最善手でしょうね。ああ…… 明らかにホラー向き思考じゃないです。ちなみに僕がホラーで一番嫌いな(怖がる)のは大きい音。あれだけは慣れません。