さて、約４日でクリアしました、「ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター」 今回はいつに無く、話が良くまとまっている印象を受けました。ストーリー展開的にはやや短く物足りない印象もありますけど、下手に長引かせるよりもよっぽど面白かったと思います。プレイ時間は約28時間程度で、ディテクターを回収した後で、戻って今までのマップを回ったりしなかった分、早く終わった感じです。
やや不満な点としては、ストーリーの「押し」が強すぎて、行動範囲が制限される時間が長い事。特に闘技場に自由に挑めない点がややストレスになりました。
良かった点は、キャラ作りの上手さでしょうか。ゲームをプレイしていて、相手側のキャラクターの思想みたいなものが、一人一人個性があって、しっかり固まっていると感じられるのはなかなか良かったと思います。大抵のゲームでは、ラスボスが１人だけ、なにか意志を持っていて、残りの部下はそのボスに従うだけ、みたいな事もよくありますし。
さて、システム面はと見ると、これは賛否両論ありそうな感じです。戦闘はテンポが悪くないとは書きましたが、これはあくまで素早く入力を行った場合の話。１人行動するたびに、変化する状況に対していちいち考え込んでいると、ひたすら長引いてしまいます。この辺はどうしようもない部分だとは思いますけど。そしてアクション。製作側は割りと簡単にしてありますとは言っていたものの、アクションを一切触った事の無い人には結構厳しいかと。少なくとも、ヴァルキリープロファイルよりは難しい印象を受けました。特に画面奥に向かって飛ぶと、距離感がつかめないのが厄介。足元の影を見れば良いということに気がつくまでは、結構苦労しました。
