ニートの冒険その5

 ドラクエ6、職業禁止、固定敵以外の撃破禁止の制限プレイの続き。主人公の名前ニート。ムドー3撃破後〜

6.特技はへんしんとありますが、これは当社において……
 無事魔王ムドーを倒し、英雄となったニート。しかし、ここでふと気がつく。そう、ニートはリアルな存在ではなく、現実のニートが見ている「夢」 なのだ。
 就職して兵士になったのも「夢」、魔王を倒したのも「夢」。まあ、どうやらリアルの方は王子らしいということで、救いがあるが、リアルが実は人違いで王子でもなんでもなかったらまさに悲劇である。

 なんにせよ、この冒険を夢オチで終わらせないためには、ニートは現実世界の自分の体を見つけなければならない。幸いニートには借りパクしたゲントの船がある。
 というわけで、ニートは17才(この世界が15で成人と考えると、現実換算で22〜23才) にして、「自分探しの旅」 へと旅立つのだった……


 とりあえず、海岸線を旅して適当な立て札にしたがってたどり着いた町はモンストル。旅の疲れなど無いが(戦ってないので)、とりあえず宿へ向かうと(はい、ご都合主義ですね)、いきなり宿泊を渋られる。
 この町の英雄(らしい) アモスは、日も暮れそうだから宿に泊まって行けって行ってたぞ?(このゲーム昼夜無いけど) それに、宿泊拒否してたらどうやって生計立ててるんだこの宿屋?
 まあ、化け物じみた大きさの馬と化け物じみた漢(ハッサン)、さらには金持ってるか不明なニートと家出娘なんて泊めたくないのは分かるが……

 まあ、それでも無理やり宿泊。と、夜中に地震が…… 宿の屋上に登るとなんかいるー。そして屋上から飛び降りて暴れてた魔物を退治。地響きが軽減できなくて痛かったけど、命を大事ににしたハッサンにゲントの杖+チャモロが先頭でひたすら防御で楽勝である。そもそもDQ6においては、就職していないニートは、就職しているキャラよりステータスだけなら強いのだ。

 さて、魔物に止めを…… と思ったらそこに立ちはだかる宿の親父。なんと、魔物は英雄アモスが変身した姿だったのだ!(わざとらしく驚こう)

 こうして、無事に宿代を踏み倒したニート達は、中断セーブを繰り返しつつ理性の種を回収し、へんしん能力を持つアモスを仲間にすることに成功するのだった……

 ちなみに、このアモスがこの段階だと超強い。プラチナメイル+ドラゴンシールドが装備可能で、LVもパーティー最高の15。アクセサリーが装備できないところを補うように身の守りが高めなので、圧倒的に堅いのだ。
 弱点は中途半端な素早さと技がへんしんとホイミしか無いところで、遅いハッサンの方が命を大事にとの相性がよく、力はアモスが上だが、正拳突きのあるハッサンの方が攻撃力は高い。まあ、それを差し引いても、今後活躍が期待されるキャラである。