オルクス(Or)

 Orは今回文句無く最強のシンドローム(だと個人的には思う)。
 Orの強さを支えているのは、間違いなく支配の領域と妖精の手だ。どちらも、C値が7とか6の時であれば、達成値15程度は操作していることになる。これは5LVの勝利の女神と並ぶ効果だ。Orにはこれ以外にも隆起する大地や力の法則など、強力なオートアクションが多い。加えて、Orの代名詞である要の陣形も弱体化したものの未だ健在で、むしろ相対的には強くなった感もある。
 次に攻撃面だが、Orはダメージを取るのには向いていない。ダメージが出るのはオーバーロードぐらいである。しかし、一部の技の偏った性能によって、Orは攻撃役としての活躍も可能となっている。雨粒の矢、棘の縛め、縛鎖の空間である。それぞれ、何度でも使えるシーン攻撃、侵蝕率効率が最高の攻撃、最強クラスのバッドステータス攻撃となっている。ただし、このあたりの技を生かすにはピュアよりもクロスブリードの方が良い。
※ICで追加されたバックスタブにより、攻撃面はかなり強化された。とは言え、やはり攻撃役としての起用は微妙。スモールワールドは2枚目の支配の領域としては十分な性能だが、こちらは高レベル帯でないと活きてこないか。
 また、Orは黒曜の鎧と領域の盾があるために防御面でも弱くは無い。ただ、補助の方がやはり強く、導きの華の達成値上昇は地味に強力。また、C値を上げる奈落の法則も地味に嫌らしく、他の弱体化セットアップ能力と併せて持っていれば、範囲と単体を使い分けられる点もポイント。