ではないですが…… ハウルの動く城

 いまさらながら見てきました。別に、前評判ほど分かりづらさは感じなかったし、絵もいつも通り綺麗で(たまに手抜きっぽい所もありましたけど)、音楽も良かったので割と満足。

 あえて言うなら、戦争は終わるべきじゃなかったかな、というのが少し思った事。なんとなく、説教臭くなってしまいますから。あとは、ハウルの心が無いという設定は生かしきれていなかった感がありますか。せめて心が止まっている程度にしておけば、ある程度説明がつくのですけど。

 他に感想としては、やっぱり宮崎駿は短髪が好きなんだなぁ…… とか。歴代ヒロイン見ても、ほとんどが短髪ですしね。それにしても、過去にすでに出会っていたと言う展開は、クロノクロスを思い出しました。この場合、ハウルがキッドで、ソフィーがセルジュですね。まあ、クロノクロスの場合は、ヤマネコ化したセルジュのことをキッドが認識してくれませんでしたけど……

 最後に話のまとめ。要するにこれは、ソフィーの心が若返ってゆく話なのだと感じました。いろんなしがらみに縛られて固まってしまっていた心が自由になるにつれて、老人だったはずの姿が少女に戻ってゆく。まあ、そんな話。反戦とかはどうでもいいです。