エフェクトアーカイブ

 ようやく買いました。で、各シンドローム考察をもう一度。


総評
 かなり各シンドローム間の格差が減り、構築次第ではどのシンドロームを軸にしても強力なキャラクターが作成できるようになった感はあります。
 まあ、汎用性の高さから、以前から強力だった、Or、Ba、Haといった面子の使用頻度は変わらないと思いますが。
 あと、どうでも良いですけど、ウロボロスは、ouroborosではなくてuroborosの綴りを採用していることをエフェクトアーカイブのシンドロームの並びで知りました。

なんとなくの強さ+汎用性のイメージ
A:Ba、Ex、Ha、Or、So、Ur
B:An、Bl、No、Sa
C:Br、Cu、Mo


以下各論


エンジェルハイロゥ(An)
 Haのサイレンの魔女に全体攻撃のお株を奪われ続けてきたスターダストレインだが、高経験値環境下ではリミットエフェクトの追加でついに日の目を見ることが出来そう。
 逆に作成直後のレベルなら、オプティカルレンズの強化が朗報かも知れない。レーザーファンとは組み合わせられないので、方向性次第だが。
 他には、ダイスペナルティや回避能力を活かしたダメージコントロールも相変わらず得意。
  
バロール(Ba)
 リミットエフェクトこそあまり使いやすくないものの、エラッタでの修正が撤回されたインビジブルハンドや、対決不要で範囲が対象になった冥界の檻、効果が倍増した重力の手枷、ガード役には嬉しいグラビティルートなど、かなり強化が施されている印象。カバーリングエフェクトが無いことが、欠点か。
 火力面ではさほどではないが、時間凍結による手数の増大はやはり魅力的。HP20消費から、戦闘開始直後以外では安定して使用しづらいのがネックであり、ペナルティ系との組み合わせが推奨ではあるが、肉体が11を超えればタイタスでの復活からでも使用可能ではある。
追記:良く見たら冥界の檻は距離が至近になってた。強化ではなく、まったく別のエフェクトになったと言えそう。


ブラックドッグ(Bl)
 結局バリアクラッカーが強い。あとはハードワイヤードの強化で汎用性を増すことも可能になったか。読み次第ではシナリオに応じて単体、範囲、防御役の使い分けも可能。
 アタックプログラムとかハイマニューバーとかが、リアクションでも使用可能なら、ゲットダウンも面白かったのだが。


ブラムストーカー(Br)
 赫き剣と渇きの主の強化で、ついにピュアでも使用可能になった。なお、滅びのかぎ爪だと、HP回復⇒HPロスの順番での解決になるので、ちょっと美味しくない。装甲面でも、赫き鎧はMAX消費でLV×6と、破格の装甲値を示す。防御役としては血の花嫁も結構便利に思える。
 クロスブリードでは、基本的にExとの組み合わせが推奨。赤色の従者を伸ばすより、異形の刻印を伸ばした方が明らかに良いし、カバーリングや融合などの相性の良いエフェクトが揃っている。


キュマイラ(Cu)
 おそらく今回の注目は攻性変色だろうが、暴走を受けてしまうのはやや重い。フルパワーアタックを含めれば非常に大きなダメージが見込めるが、ピュアではオーバーキル過ぎるので、クロスで手数を増やすシンドロームと組むのが正解か。野生の錨もレゲネイズアージ環境ならともかく、暴走は重過ぎて使えない。
 衝撃相殺を極めれば、ダメージ軽減の効果は非常に有効だが、竜鱗がカバーリング時に使えない点が泣ける。
 決して弱くは無いが、成長の見込みが少ない点で不遇なシンドロームではないだろうか?


エグザイル(Ex)
 火力面以外は相変わらず相当強い。今回の注目はデモンズウェブ。射程が短い代わりに自分も対象にできる上に侵食値が低い波紋の方陣。命のカーテン、守護者の巨壁とも噛み合っている。

ハヌマーン(Ha)
 リミットエフェクトのウィンドブレスはミドルフェイズで猛威を振るいそうなエフェクト。一声散会も離脱可能な点がファンアウトとは一線を画す。
 やや、パーティー構築にまで食い込むが、波紋の城塞は範囲の装甲値をかなり高められる便利な技。
 相変わらず良質のエフェクトを各種取り揃えた万能さが売りだろう。


モルフェウス(Mo)
 ダブルクリエイトの弱体化が非常に痛い。リミットエフェクトの咎人の剣や魔弾の悪魔はそれなりに高性能だが、他のシンドロームに比べて突出した強さは無い。かなり不遇感がただよっている。
 黄金練成が強化されたことから、ヴィークルを駆使したトリッキーなキャラクターも面白いかもしれない。


ノイマン(No)
 マルチウェポンの弱体化を受けて、アタッカーはやや苦しい。おそらくはラストアクションを軸に手数で戦う方向性しかないだろう。
 代わりに、リミットエフェクトの鬼謀の策士はシナリオ1回とはいえかなり強力。ギリギリの状況で、全体のバッドステータスを回復しつつ行動値を上昇させるなど、勝利に貢献できる可能性を秘めている。
 

オルクス(Or)
 120%エフェクトの記述変更で、事象固定化で重圧固定して無理やりボスを瞬殺する作戦が使えなくなった以外は大きな変更点は無し。
 あえて強化点を挙げるとすれば、敵を対象とするセットアップ能力の増加により、奈落の法則がかなり使いやすくなっているので、上手く活用してみたい。
 あまり強化がされていなくて、むしろ安心した感はある。


サラマンダー(Sa)
 氷の塔の強化により、一気に火力が向上した。Baのインビジブルハンドも超える性能は、最高性能のRC火力と思われる。防御無視などがやや貧弱なものの、成長していけば、リミットの氷炎の乱舞も組み込める上、代名詞であるクロスバーストやプラズマカノンも合わさって、防御の上から相手を叩けるほどの火力になる。
 防御面は大きな変化は無し。過去に使用可能だった、災厄の炎+補助系エフェクトのコンボは、災厄の炎に攻撃力が設定されたため使用不可能になったが、さほど影響は無い。

ソラリス(So)
 今回のSoは、甘い芳香、攻撃誘導、扇動の香りで戦闘中の補助に磨きをかけ、かなりの凶悪さを見せる。おそらくはこれらに経験値をつぎ込むことになるため、リミットエフェクトには手が回らないということになりそうではある。
 ちなみにリミットエフェクトでは、神の御言葉はSaのプラズマカノン以上のダメージ効率を誇り、アウトブレイクは軽いコストで対象をシーン全体に拡大できるが、ダメージでは他に良いエフェクトが無く、対象拡大も結局Orの要の陣形には及ばないため、圧倒的な性能とは言えない。
 ただし、上のセットアップ系能力も、Noの戦術と異なり、戦闘以外の場面では意味が無いので、一長一短ではある。
 なお、高侵食率環境になると、アクアウィターエが高性能な為、ますます強くなる印象。


ウロボロス(Ou)
 なぜか分からないが、公式が無形の影推しなウロボロス。追加エフェクトに特筆するものは無いが、弱体化も見られない。構築としては侵食率の上昇を抑えてみるか、あるいはミドルで侵食率が100%超えるものと割り切っての露払いに特化するか。